パチンコと震災

町田市のコストコでもスロープの天井が崩落して、
不幸にも助手席の女性は助からなかったが、
終わってみれば首都圏が瓦礫と化した
わけではなかった震災の当日も夜10:30までお店を開けて、
計画停電が実施される中
電源が落ちた時点で営業を一時中止し、
玉は預かるから二時間後に戻ってこいと
客に言い放ったホール。 

客も客で どこに行っても停電中なものだから
寒風吹きすさぶ中、震える指で携帯をいじり
電源が回復するのを真っ暗な屋外で待ち、
並んで座っている姿が
震災とまるで関係のない娯楽場で帰宅難民か被災者かという
絵になっていたのが馬鹿馬鹿しすぎて悲しい。

皆疲れていて暗く重いのだが
パチンコに興じる客には
そのストレスから逃げることの出来る場所がある。

ゆえにこんな時にパチンコかと
世間の白い目にも気付かず（本当に気付かず）
娯楽にしがみつくように結構無表情で、
亡者か囚人のように液晶画面の数字の動きをただ見ている。

そんな人間からはホールはぶっこ抜くしかないよねっv(^-^)v

明かりが点いたとき歓声が上がり、
皆自動ドアの前で目を輝かせて整列する。
早く開けろと昭和風な野次こそ飛ばないが・・

こんな時だからこそ逆に客入りが多く忙しい店内。
今日も東京電力から停電実施の予定時間が伝えられているのに、
真っ暗な店内で興奮気味に苦情を漏らす男性がいる。

全回転中に電気が落ちたんだってさ。バックアップされてるよ。