パチンコ系の経営コンサルタントって優秀?

目指せ4円パチンコの稼働アップ! ウチコミ10%増へ次のステップは? なんてこといつか言えたら良いけど..ホールとデータ、両方見るのが近道です。

各台計数システムを導入する理由

 

各台計数システムを導入する理由

 

それは、そうするのが当たり前だからです。

 

パチンココーナーにおいて

稼働台数に対して適切なスタッフ数

というものがあります。

 

 

稼働30台に対して店員1人。

90人対3人

これは結構シャキシャキ動いている状態です。

割数が高くなると手一杯になり雑さが目立つようになります。

 

 

稼働40台に対して店員1人。

120人対3人

まず、接客などできません。

終日営業すれば必ず一度はミス、事故、怪我、盗難紛失が起こる人員配置。

クリーンネスを外注していない場合、店内の全てが

ロクに清掃されておらず、蜘蛛の巣、虫の死骸、物に隠れてタバコの吸殻が

数日放置、営業時間中は劣悪な遊戯環境である事が多い。

 

 

稼働25人に対して店員1人。

75人対3人

全ての動作が丁寧になり

ゴト、置き引きなどの防犯にも意識が向き、ホールを健全に管理出来る状態。

お客様のシグナルを受信対応する精度も高くなり、

逆に手隙きを狙われつまらない用事を申し付けられる回数も増える。

 

若いホール班長や社員はこれがむず痒くて、

(入り口挨拶で適度な労働力を配分できるのに、それをせず)

掃除を命令する。

アルバイトスタッフがおしゃべりやおふざけを始めるからです。

 

 

これらは、各台計数システムが無いお店の目安です。

では同店の同フロアに150人が遊戯された場合スタッフは何人か?

各台計数システムのお店なら、極端な話、別に何人来てもスタッフはひとりです。

正確には 1人にしておける時間が任意で作れる。 です。

割数とホールの状況にスタッフの数があまり影響を受けないからです。

 

 


パチンコフロアの内、低貸しの100台を各台計数システムにすると

費用は2000万円。

しかし、このエリアが6割稼働しているのが条件ですが、

スタッフは昼と夜で2名ずつ減らせます。

 

1日40,000円貯金できます。

 

個人的には、各台計数システムを導入するコーナーと

玉積み実施のコーナーを使い分けることをひとつとして、

もうひとつ、スタッフの時給を下げることを並行するやり方を思い付きます。

 

 

 

パーソナルが、嫌い、使い方が分からないからやらない。

というレスポンスは大部分が、時間が解決する問題でもあります。

体感では大型連休を2度、3度と経験する内に理解を得て、

はじめ期待していた浸透は達成できる、という手応えでした。


友達がやっているものを自分ができない、という不具合は

努力的に改善する意欲が生まれるものです。

自宅でPCを扱い、ネットサーフィンする訳でもないのに、

スマホの普及率が急激に上がった理由はこれだと思います。

 

 


パチンコはのめり込むと、あっという間にお金がなくなっちゃう怖いもの。

という認識が普通です。

これにメスを入れられる時代になりました。

 

パチンコはお小遣いの範囲で気軽に好きなだけ遊べる時間潰し。

に変える事ができますし、もうそうせざるを得ないよう

ユーザーが業界に背を向ける形で市場の変化を経験できたわけです。

 

 

一箱千円にもならない50銭のパチンコに、今まで通りの経費はかけられません。

 


新台は初日が満席、週明けにはガラガラ。

これも変える事が出来ます。

単に供給過多だっただけです。

入れ替え費用が、店舗の経営を逼迫している状況が当たり前で慣らされてきた。

これにメスを入れます。

丼勘定で全体で儲かっているか、寂しいか。

という手抜き怠けをそのままにしていると、結果

利益を出せているかどうかも分からずに

新台を使い捨て下取りに出してうやむやになっている、

というのが潰れるお店の習性だったのですが、

じゃあ効果的な対策を講じるところまではいかない、

お店のステージを上げ、競争力を身につけるメソッドが無い、

というのが近年の傾向です。

 

 

新台の導入数を控えると、一瞬でおびただしい数の

機会損失が生まれ、それを指を咥えて見過ごさなくてはいけません。

しかし、それは山の裾野部分に当たるライトユーザーの

一時的な入金がほとんどです。

その累積が大きいおかげで、外観内装のイメージと大量導入、

大量撤去の一時的な煽りの連続

で流れていくお金の中から店舗のその他経費を吸い出せたのですが、

それに乗っかれば全員が

(出店した全店舗が)

恩恵に与かれるかは別の話でした。

 

 

ところで彼らは新台で数千円遣ったら満足して帰るのでしょうか?

他の台でも同じだけ遣ってトータルで今月の負け、

もう今月パチンコ控えよう

という答えにたどり着きます。

 

弱小店舗はこのパイが拾えないので苦戦します。

しかし、見た目は地域一番店といえど、自覚も無くこの入金を大いに期待し

多さで勝負し続けるお店は、悪ノリ状態でこれが加速し、

いつしか自店舗のポテンシャル以上の導入が

当たり前になっている様子がうかがえます。

悪い意味での線引きを常に探ってる感じです。

しかし勝負する方法がこれしか持ってない場合、

競合店の参入

(これは自店舗の直近エリアに限らず、商圏の外周付近に複数出店された場合でも同じです)

によってパイを取られると、もっとエスカレートして

派手にアピールするが失敗に終わり、

急に苦しい戦いに反転します。

それでも過激なアピールを止める事が出来ないからです。

 

 

箱が大きければ、稼働率に関わらず稼働数は取れる。

結果客数シェアを奪い、

小さなお店は更に資金繰りが出来なくなる、

入れ替えは中古になり、低貸しのエリアが広がり、

人気台の導入数で常に大きく差をつけられる、

お店の魅力がなくなり、

強者は強く、弱者は更に弱く…

は運良く、自店舗の都合に合う形で出店できたエリアの、

都合良い状態が続く限りではモリモリ稼いでバリバリ貯金できる考え方です。

 

以外に上手く行かなかった!

 

というエリアの出店で出来た借金で相殺するかたちになります。

ダイナ︎○とかがそうなんですかね?

儲かって笑ってるのはメーカーとサプライを販売する周辺の事業でしょうか。

 

 

台数シェア イコール 客数シェア

の認識を

短期的でかつ、その機種だけである

と条件付きで眺めてみると

 

長期的視座ではどうか?

他の機種ではどうか?

稼働台数ではなく稼働率ではどうか?

同じ質問をお店全体で見てみたらどうか?

 

と様々な切り口が生まれます。

 

 

 

最新台はしばらく待たなくちゃ打てない(空きが出ない)もの

という理解を得られている状態は

お店のブランディングが衝動を上回っている状態です。

 

もちろんこれが嫌いな客層は多いです。

でも大半でしょうか?

本当にそうなんですかね。

 

 

ユーザーがお店に抱くイメージを決定し、

個々には性質がバラバラで

Aさんが言う事とBさんが言う事は時に真逆であっても

それが集まり

ふわーっと エリアにおける自店舗の相場がある日急激に

残酷な形で客足の流れを作ります。

 

しかしこれは答えではありません。

 

そして、イメージというのは

店が新しくて、新台が最速最多で導入され、

プロっぽい店内というのになんとなく安心感を得て、

パチンコ打つならこの店だよな、

と安易に決めるパッと見の心理もありますが

 

 

この消耗戦にやぶれた店舗は新たな生き残りの手段を考えなくてはいけません。

 

 

同じユーザーの別の行動を拾う。

同じパイの数で違う導線をひいてあげれば、その分の利益が生まれる。

 

差別化は真似されたら差別化できません。

それは消耗戦の一部だったのかもしれませんね。

 

差別化の為の差別化と言ったらメタ的な言い回しが出来てカッコイイ

のですが、真似できない発想だから差別化できる訳ですよね。

 

より良い価値を提供する事で差別化する。

特化した価値を提供する事で差別化する。

ではなく

 

そのどちらでもなく優れた価値を見つける。

と言うとブルーオーシャンの幻想みたいになりますが、

メタ差別を説明すると、やっぱりこうなります。

 

パチンコ業界は特に

非常識を止め、適切である事が差別化の要素

になりつつあるように見えます。

 

 

相場のイメージに対抗するやり方による対極的なイメージ作りもあります。

親しみの個人的な差異、

小さな性質を丁寧に拾っていく作業でこれを作ります。

簡単に言うと質素節約で作れる、アイデア次第で勝ち取れるものたちです。

 

 

俺は古い台が好きだ、特にドットやセグはアレパチのイメージで

連荘すると気持ちが良い。

(実際はガロの方が激しい、でも4円のマックスはお金が続かないので

毎日遊ぶ事が出来ないという矛盾した感覚とモチベーション)

というニーズをライトスペックで拾える機種をメーカーが作ってくれたのに、

調整を煮詰めることもせず、なんでサッサと捨てちゃうんですかね?

 

 

お友達と一緒に時間を潰したい。

(海のおばちゃんの事です、この島はパーソナルが不向きかもしれません)

 

 

2スロもあるからノリ打ちしやすい。

 

 

ムカつく店員がいない。

客同士ケンカした事のある奴が向こうの店で打ってる。

 

 

5スロに最新台がある。

 

 

店員が構ってくれる。(独居老人にこれは本当に効きます)

 

 

などなど。

 

 

1ぱちユーザーは4円の新台は打ちません。

でも連れ打ちする仲間が打つかも知れませんよね?

これは「お客様ひとりは稼働1ではない」という表題で

記事を書こうと思っていた内容の一部です。

 


5スロのART小僧でも、夜10時以降は急に

20円のジャグラーをぶん回し始める

という行動も良く見られます。

 


出玉や設備、備品以外の面で

お客様のニーズを丁寧に拾っていった結果の「新台の稼働」

という、いわば逆方向から見た評価も切り口のひとつですが、

本来こうだったかも

と言われればハッとする人もいるのでは?

 

 

 

 


大量導入大量撤去はスタッフ募集で行うと面白いかもしれません。

 

パチンコ店のアルバイト従業員は入れ替わりが激しいですよね。

資格やキャリアで出来る業種ではありませんし、ハイエンドな技術を

もとめられていません。

営業成績で目に見える形で評価を受ける場面が極小である。

 

これは人間関係の好き嫌いが職場を続けるモチベーションの

重要な割合を占めている事を意味します。

 

良くて半年。長くて3年。それ以上はイタいキャラクター。

 

主任班長とて特別な能力があってそのポジションにいる訳でもなく、

不勉強で努力もしてこなかった自分を受け入れてくれた環境と

認められた喜びで盲目的に愛社意識を抱き、

後輩が同じポジションに並ぶ事を嫌う少しの努力で

他者を排斥し続けている期間が、

いつの間にか潰しの効かない自分になっちゃった、

という絵に過ぎません。

 

実際彼らが取り扱っているものも、取り説読めば誰だって

脱着・交換ができる代物ばかりです。

口頭で説明しただけで誰でも理解でき

事故もなく作動・停止できる設備の長ですから。

 

 

今回見るべきポイントは

 

良くて半年、長くて3年

ここに該当する、普通の感覚の人

 

普通だが、無資格不勉強な遊びたい盛りの

フリーターの時給をガッツリ抑えて

結果ホールを回ってるスタッフのほとんどが、

クリーンスタッフも含め

時給1000円以下だ

という絵にする。

 

各台計数システムとこの塩梅で、

何が達成できるかと言うと、人件費削減と言うよりも

 

業務が目的としているものを正しく作り出す精度が高まる。

 

です。


良くて半年勤めてくれるスタッフの、

半年の内3か月を時給1000円で働いてもらう感じです。

3か月でだいぶ入れ替わる顔ぶれは常に1000円ですので、

 

大量導入で煽り→飽きられた頃に大量撤去下取りの連続で

余剰ができる経費の構造に似ています。

 


人が集まれば、誰が気に食わないとか

誰の言うことは絶対とか

必ず起こる事です。

 

発言力の強い者が勝ち、弱者は居場所を失い去っていくのは当たり前です。

順応する力があり、恐ろしく本質を蔑ろにするいい加減な人間もいます。

 

いじめは許さない

みんな仲良く

身嗜みは綺麗に

時間を守る

努力と勉強を怠らない

 

て学校じゃないんだから

企業はこれを利益に換算するのが正しい態度だと思います。

 

 

仕事の本質は努力的に継続しなければ得られないパフォーマンス

のことかもしれません。

だから、これができたから昇給、ではなく

日頃これが出来てないから減給

と言う減点方式になります。

 


努力的に継続すると言うのは

意識の変化が必要ですよね。

 

店内のクリーンネスに努力的な人は、清掃スタッフになれば良いです。

 

玉やメダルの流し間違えがないよう努力的な人は

(店内が煩雑な設備配置である事が原因なのですが)

それは今は機械がやってくれる事なので、

それこそ各台計数システムの導入で不要なスタッフに降格します。

 

 

何を努力的に行っているかの方向も大切だったのですが、

それは業務の本質を店が理解しているかで大分改善されます。

順応性の高い人間は、会社がコンセプトをしっかり決めるだけで、

それに対して順応しますので。

 

 

清掃はシニア雇用。

箱積み、玉流しは機械が。

では店員は何をすれば良いの?

 

の答えが本質で

あれもこれもやらせ過ぎたせいで

見え辛かったものが、業務を整理することで分かりやすく

浮き彫りになった形になります。

 


店の不備不具合、業務の優先順位のアベコベ、

店員の意識の低さではなく店の意識の低さ

これらのシワ寄せは

エンドユーザーに押し付ける形で最終的な出口を見出します。

 

迷惑は上から下へ水のように流れて最後は何故かお客持ち

 

という皮肉な絵図が、過去の未熟な社会を支えてきました。

 

 

ところで店が高い到達点を目指していなくても、

各台計数システムを導入すれば、雑に扱われる機会自体が減るので、

サイレントクレームのボリュームも減るかも知れませんね。

寂しい話ですが

でも高い意識を持った店員は

育てるのではなく、勝手に育つもので、その割合は低く

居ても1店舗にひとりでしょう。

そんな事ないか、環境次第かな。

 

 

 

 

スロットコーナーの各台計数システム導入は当分見送ります。

不正防止のため出玉の追跡を徹底する目的がほとんどで

スロットエリアの仕事の大半がメダル補給です。

台移動自由の店内ルールで、コインサンドの補給と計数は

大分軽減されるので

もうすでに人件費削減が試みられている分野と言えます。

やるなら自動補給の大工事を先にする羽目になりますが、やれば完成です。